『讃美歌21』
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もろびとこぞりて
Hark! the glad sound! the Savior comes 詞:Philip Doddridge, 1702-1751 |
ANTIOCH 曲:Georg F. Handel, 1685-1759 |
1 もろびとこぞりて いざ、むかえよ。 ひさしく待ちにし 主はきませり、 主はきませり、主は、主は来ませり。 |
2 悪魔の力を うちくだきて、 捕虜(とりこ)を放つと 主は来ませり、 主はきませり、主は、主は来ませり。 |
3 この世の闇路(やみじ)を 照らしたもう、 光の君なる 主はきませり、 主はきませり、主は、主は来ませり。 |
4 平和の君なる み子をむかえ、 われらの救いと ほめたたえよ、 ほめたたえよ、ほめ、ほめたたえよ。 |
ルカ4:18-19 イザ61:1-2 詩2:7-9 |
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(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局) |
『讃美歌』112番では、第1節第1句「諸人こぞりて むかえまつれ」、第2節第1句「悪魔のひとやを うちくだきて」、第3節第2句「たえなる光の 主はきませり」となっています。『讃美歌21』261番では、前讃美歌の第4節を省略、第5節を、その第2句「すくいのぬしとぞ ほめたたえよ」を「われらの救いと ほめたたえよ」に変えて、第4節にしています。
フィリップ・ドッドリッジの原詞第1節に忠実な訳は以下の通りです。
聞け、喜びの響きを! 救い主、来たりたもう、
久しく待ちにし 救い主、来たりたもう!
すべての人よ、心に御座(みくら)をもうけ、
その口に賛美(うた)をもて、迎えまつれ。
(梅染信夫,1992,『栄光、神にあれ 讃美歌物語』,新教出版社)
現在、この讃美歌の曲ANTIOCHにはアイザック・ウオッツの書いた“Joy to the world! The Lord is come.”、ドッドリッジの書いた“Hark!
the glad sound! the Savior comes”にはBRISTOLという別の曲を組み合わせるのが世界の標準になっています。(参考:日本基督教団讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)