『讃美歌21』
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ナザレの村里


詞:改定委員会,1996 ST. PETERSBURG
曲:Dimitri S. Bortniansky, 1752-1825



ナザレの村里、 花咲く牧場(まきば)に

遊びたわむれた 昔を偲(しの)んで、

幼い主イェスの み姿を想(おも)う。




ガリラヤの湖(うみ)の 逆まく波をも

たちまち静めた 昔を偲んで、

平和の主イェス
の み力を想う。



シカルの井戸辺に 渇きも忘れて、

導き教えた 昔を偲んで、

恵みの主イェスの み言葉を想う。





ゴルゴタの丘の 十字架の上で

罪人(つみびと)ゆるした 昔を偲んで、

救いの主イェスの あわれみを想う。





エマオの夕暮れ、 旅行く弟子らと

共に歩まれた 昔を偲んで、

いのちの主イェスの み恵みを想う。




オリーブの山より 祝福あたえて

天に昇られた 昔を偲んで、

栄えの主イェスの み名をたたえよう。


ヨハ1:43-51,4:1-15 マタ14:22-23 ルカ23:34,24:13-35 使1:9-11

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

『讃美歌』(1954)の272番「ナザレのふせやに」は、『讃美歌』(1903)以来、日本の教会で親しまれてきましたが、イギリス国教会の司祭ジョン・H・ガーニーによる原詞とはかなり離れたものであったことから、『讃美歌21』では新たに作り直されました。旧歌詞と同じように、イエスの事跡に関係のある地名を生かし、ご生涯を歌っています。ST.PETERBURUGは、ロシアの作曲家ディミトリ・S・ボルトニャンスキーの作品です。(参考:日本基督教団讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)


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