『讃美歌21』
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十字架のもとに


Beneath the cross of Jesus
詞:Elizabeth C. Clephane, 1830-1869
ST. CHRISTOPHER
曲:Frederick C. Maker, 1844-1927



十字架のもとに われは逃れ、

重荷をおろして しばし憩う。

あらしふく時の いわおのかげ、

荒れ野の中なる わが隠れ家(が)。




十字架の上に われはあおぐ

わがため悩める 神のみ子を。

たえにも尊き 神の愛よ、

はかりも知られぬ 人の罪よ。




十字架のかげに われはたちて、

みかおのひかりを たえず求めん。

この世のものみな 消ゆるときも

くすしく輝く その光を。


イザ25:4-5 詩32:7 マタ27:50-52 Uコリ4:6 コロ1:20-22

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

作詞者エリザベス・セシリア・クレフェンは、スコットランドのエジンバラ出身です。病弱だったせいか、病気の人にたいする思いやりが人一倍強く、貧しい人や子供たちにもとても親切でしたので、人々から「陽光(サン・ビーム)」と呼ばれて慕われました。作曲者フレデリック・チャールズ・メーカーは、イングランドのブリストルに生まれ、生涯をこの地で過ごしました。聖歌隊員をへてオルガニストになり、大学の音楽教師や教会の聖歌隊指揮者を長年つとめた人です。(参考:梅染信夫,1992,『栄光、神にあれ 讃美歌物語』,新教出版社)


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