『讃美歌21』
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千歳の岩よ


Rock of Apes, cleft for me
詞:Augustus M. Toplady, 1740-1778
TOPLADY
曲:Thomas Hastings, 1784-1872



千歳(ちとせ)の岩よ、 わが身を囲め

裂かれし脇の 血しおと水に

罪もけがれも 洗いきよめよ。




かよわき我は 律法(おきて)にたえず、

もゆる心も たぎつ涙も、

罪をあがなう 力はあらず。





十字架の外(ほか)に 頼むかげなき

わびしき我を 憐れみたまえ、

み救いなくば 生くる術なし。





世にある中(うち)も、 世を去る時も、

知らぬ陰府(よみ)にも 審(さば)きの日にも、

千歳の岩よ、わが身を囲め。



詩94:22, 18:2-3,32:27 Tコリ10:4 イザ32:1-2 ヨハ19:34 申32:4 Tヨハ5:6

(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)

この讃美歌は、最初に日本語に訳された英語讃美歌のうちの一つであり、何度も手を加えられて現在のかたちになりました。名訳だけに、文語体であるにもかかわらず、『讃美歌21』(1997)も『讃美歌』(1954)の歌詞をそのまま受け継いでいます。「千歳の岩」は、「わたしの神は避けどころとなり 岩となってくださいます」(詩94:22)や「この岩こそキリストだったのです」(Tコリ1:40)のように、守り手としての神の象徴語として使われています。(参考:日本基督教団讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)


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