『讃美歌21』
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しずけき祈りの


Sweet hour of prayer
詞:Wiliam Walford, 1772-1850
SWEET HOUR
曲:William B. Bradbury, 1816-1868



しずけき祈りの ときはいとたのし。

なやみある世より われを呼びいだし、

み神のもとへと すべての願いを

たずさえいたりて つぶさに告げしむ。





しずけき祈りの ときはいとたのし。

さまよいいでたる われを呼び返し、

あやうき道より ともない帰りて、

こころむるものの 罠(わな)をのがれしむ。





しずけき祈りの ときはいとたのし。

そびゆるピスガの 山のたかねより

ふるさとながめて のぼりゆく日まで、

なぐさめをあたえ、 よろこびをみたす。



ヘブ4:16 申34:1-5 詩39:13 マコ1:12-13、6:46 使1:14 マタ6:6


(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局)


英語原歌詞の作者と目されているウイリアム・ウオルフォードは、19世紀前半にイギリスで伝道に従事した盲人説教者です。聖書の言葉をほとんどすべて覚えていたので、説教には不自由しなかったようです。1838年にコーンヒルズの会衆派教会に招かれた際に、牧師トマス・サーモンがこの歌を聞き取ったといわれています。(参考:日本基督教団讃美歌委員会編,1998,『讃美歌21略解』,日本基督教団出版局)


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