『讃美歌21』
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主を仰ぎ見れば
詞:宮川 勇, 1889-1945 | OMIYA 曲:土屋(遠藤)初枝, 1909-? |
1 主を仰ぎ見れば 古きわれは、 現世(うつしよ)と共に 遠(と)く去りゆき、 われならぬわれの あらわれきて、 見ずや天地(あめつち)ぞ あらたまれる。 |
2 うつくしの都、エルサレムは いまこそくだりて われに来つれ。 主ともに在(いま)せば つきぬさちは きよき河のごと 湧きてながる。 |
3 うるわし慕わし とわのみ国、 うららに恵みの 日かげさせば、 生命(いのち)の木(こ)の実は みのり繁く、 もはや死の影も なやみもなし。 |
4 つゆほど功(いさお)の あらぬ身をも 潔(きよ)めてみくにの 世継(よつぎ)となし、 輝く幕屋(まくや)に 住ませたもう わが主の愛こそ かぎりなけれ。 |
黙21:1 イザ65:17-19 詩98 マコ13:24-27 Uコリ12:2-4 |
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(日本基督教団讃美歌委員会編,1997,『讃美歌21』,日本基督教団出版局) |
作詞者宮川勇は、長野県上田の出身、明治学院神学部卒業後、日本基督教会の牧師となりました。多数の讃美歌を作りましたが、この「主を仰ぎ見れば」の歌詞は、『讃美歌』(1931)の編集の際の公募に応じて入選、採用された7篇のうちの1篇です。作曲者土屋初枝(旧姓:遠藤)は静岡県富士宮市に生まれ、静岡女子師範学校卒業後、小学校教師となりました。この讃美歌を作曲したのは21歳の時です。(参考:梅染信夫,1994,『神は愛なり 讃美歌物語3』,新教出版社)